パーフェ☆ラ 第5章

B メグの心配


一体、どうしたんだ? 最近の真由は・・・
―――なんであんな急に女っぽくなりだしたんだ?

2学期に入って間もなく、真由の様子が変わりだした。
オレも部活の方が忙しかったし、真由の家庭教師は基本的にテスト前だけってことになったから、すぐには気が付かなかったんだけど・・・
というか、涼に言われるまで気が付かなかった。
どこか大きく変わったってワケじゃない。
なのに、全部が変わった気もする。
あんなに肌、キレイだったか?
唇だって・・・ あんなに艶っぽくて赤かったか?
化粧してるわけじゃないのに、目元なんかも雰囲気が違う。
すれ違ったときの空気すら変わった。
前は、
「これね、試供品でもらったの! いい匂いでしょ〜?」
なんて、とってつけたような香水を付けていたこともあったのに・・・
今は、石けん? それともシャンプーとか・・・?
そんな、まるで風呂上りを連想させるような匂いをさせていて・・・
思わずドキリとする。

オレは真由がどんなだって好きだ。 別に、もっと女っぽくなって欲しいとか思ったこともない(そりゃ、成田みたいにあんまり男勝りになられても困るけど・・・)
いや、真由がキレイになること自体は嬉しいことだけど、それはオレの前だけにして欲しい。
涼が気付いてんだから他の男だって真由の変化に気付いているかもしれないし・・・ 他の男の前でフェロモン振りまかれたらたまったもんじゃない。
「真由はオレの女なんだから、手ぇ出すなよ?」
って豪語出来たらラクなんだけどな・・・
でもそんなことして、あいつと真由が揉めたらヤだしな・・・


実はオレの不注意から、一部の奴らにオレたちが付き合っていることがバレてしまった。
別に必死になって隠してたわけじゃないんだけど、今までは付き合ってるどころか、家が隣同士の幼なじみだということも知られてなかったから、今さらっていうのがあった。
それに、真由と涼が噂になったときの前例がある。
真由は1学期に涼と噂になったことがあり、3年の女子と揉めたことがあった。
小さい頃からそうだったけど、真由は売られたケンカは買う方だ。 ワリと・・・どころかかなり血の気が多い。
だから1対3だっていうのに3年女子にたてついて、髪を焼かれそうになった。
オレと付き合ってることがバレて、真由が女子に囲まれるとか・・・・・ 自分が涼ほどモテるとは、さすがにそこまで自惚れてはいない。
けど夏休みに、
「千葉くん・・・ あの子と付き合ってるって、ホントなのっ!?」
と同じバスケ部のマネージャーである早坂に聞かれたことがあった。
早坂には春休みに告白されていた。
その頃はまだ真由とは絶交中だったけど、オレは真由が好きだったから当然断った。
なのになぜか早坂はオレに付きまとっていて、一部の部員の間では、
「部長とマネージャーは付き合っているらしい」
と実しやかな噂が流れていた。
断ったはずの早坂が、まるで付き合っているかのように振舞っているせいだった。
訂正して回ってもよかったんだけど、面倒くさかったのと、そんなことをしたらまた早坂がヒステリーを起こすと思って放っておいた。
その早坂が、どこからかオレたちのことを聞きつけて、
「なんで市川さんなの? 嘘でしょっ!? ・・・あたしあの子だけは絶対許せない!!」
とオレに詰め寄ってきた。
早坂と真由は過去に揉めたことがあって、いまだに犬猿の中だ。
早坂は感情的なところがあるし、真由は真由で売られたケンカは買う。
マズイな・・・
前に揉めたとき、真由は早坂に泣かされてるし・・・
オレのせいで真由がイヤな思いをするのは、出来れば避けたい。
だから、
「いや・・・ 付き合ってるっていうか・・・ ちょっと親しくなっただけ・・・?」
と曖昧に濁しておいた。
2学期になって何人かの女子に同じようなことを聞かれたけど、やっぱりハッキリとは答えずに誤魔化した。
けど・・・・・ 嘘をつくっていうのは精神的によくない。
それに、ハッキリ言えないことで真由をも傷つけてる気がする。
あのカラオケボックスで、確かにオレは真由のことを、
「オレの女」
って言ったのに、結局はみんなに聞かれたときは曖昧な返事しかしていない。
そう言えば・・・ 真由の方はどうなんだろう?
オレはあのあと何人かから、
「付き合ってんの?」
って聞かれてるけど、真由は聞かれていないのか?
いや・・・・・・意外と聞かれていないのかもしれない。
もし聞かれていたら、真由のことだから、
「ねぇ? 付き合ってるって言っちゃっていいんだよね?」
とか、
「ちょっと! メグがハッキリ言ってくんないとあたしが恥かくんだけどっ!?」
とかオレに言ってくるに決まっている。
けれど、そういったことは全くないし、真由の態度も今までと変わりない。
というか、2学期になってからは、学外で会う時間自体が減ってきている。
夏休みは、オレの合宿中以外はほぼ毎日会っていたから、
「もしかして寂しがってるとか・・・?」
と心配したけど、真由は真由でなんか用事があるらしく、学校が終わるとさっさと帰っていた。
何やってんだろ?
ときどき夜中にドタバタ聞こえるときがあって、
「何やってんの? お前」
って聞いたら、
「べ、別にっ!」
とか言って教えてくれなかったけど・・・
オレと会う時間が減っても、真由はそれなりに今まで通りの生活をしているみたいだった。
それはそれでいいことなんだけど・・・・・
その会えない時間もオレを想っていて欲しいなんて・・・
―――相当我がままでカッコ悪い。

そんな風に真由とのことを曖昧にしたまま過ごしていたとき、涼に真由の変化を指摘された。
「なんか真由、最近ちょっと変わったんじゃね?」
涼には真由と付き合っていることがバレている。
て言うか、人伝に知られるよりは自分で話した方が気がラクだったからオレから話した。
最初涼は、
「マジでッ!?」
と相当驚いていたけど、最後には、
「やっぱな〜。お前真由がからんだときだけ素になってたし、そうだと思ったよ」
と納得していた。
その納得のされ方も、なんだか恥ずかしいものがあるけど・・・
「変わった?」
「おお。 かなり女っぽくなったんじゃね? フツーに可愛い」
女っぽく・・・? 真由が?
あの、売られたケンカは買う真由が?
と少し信じられない気持ちで改めて真由を見てみたら・・・・・
―――確かに今までと違う感じがする。
毎日真由のことを見ていたつもりだけど・・・全然気が付かなかった。
「やっぱアレかな?」
涼が意味ありげな視線をオレに寄こす。
「・・・なんだよ?」
「お前にオンナにされたから・・・・・って、イテッ!」
思い切り涼の頭を叩く。
「・・・いらん想像したら、ぶっ殺すからな!」
―――本当に男ってのはどうしようもない生き物だ。 思考回路がエロに直結している。
例えば、友達に彼女が出来たとする。しかもその彼女もまた自分の知り合いだった場合。
2人を前にして、
「へぇ。 良かったじゃん」
とか、
「オレも欲しーなぁ・・・」
なんてセリフの裏で、色々想像をめぐらせている。
「・・・こいつら、もうキスぐらいしたのかな?」
とかその程度だったらまだいい。
「彼女、すげースタイルいいじゃん。脱いだら凄そう・・・」
とか、
「可愛い顔してるけど、こいつの前では乱れんのかな・・・」
とか、
「やっぱ、ヤリまくりなのかな・・・」
とか、とても本人たちには言えないことを平気で考えている。
それだけじゃない。
その行為やそのときの彼女の表情までリアルに想像したりする。
・・・・・オレだって涼と恭子が付き合いだしたとき、多少のことは想像したし。
真由とのことがどれくらいの人間に知られているのか分からない。
けれど、オレと付き合ってると知った男はほぼ全員、
「市川は・・・」
と妄想するに決まっている。 断言できる。
それに加えて、真由が変わったことだ。
涼が、
「イイ女になったんじゃね? フツーに可愛いし」
って言うくらいだから、他の男もその変化に気付いているかもしれない。
「やっぱ、お前にオンナにされたから・・・」
って・・・・・
オレのことは、どんな想像をされたっていい。
けど、真由がエロい男どもに、服を脱がされて、裸にされて、オレとの行為まで覗かれたら・・・・・
たとえそれが想像だとしても許せない。
さらには、そのときの真由の表情や声まで想像されたら・・・・・
―――ぶっ殺すどころじゃすまない。
はぁ・・・
今さらだけど、なんでオレあのとき、
「オレの女」
なんて言ったんだ・・・
真由をオレのモノだってみんなに知らせたいのはヤマヤマだけど、それで余計な想像をされるのもイヤだ。
それに、早坂のこともあるし・・・・・

そんなジレンマに苛まれていたある日。

ベランダに平井と2人きりでいる真由を見つけた。
平井はカラオケボックスで真由に迫っていた男だ。
真由は、
「アイツはね、青島や窪田と同じなの! ただのエロ馬鹿男子なの!」
って言ってたけど・・・
男ってだけでも真由と2人きりになんかなられたくないのに、それにエロで馬鹿が付いたら余計に心配だ。
思わずベランダに向かおうとしたら、
「ちょっと、先輩? 聞いてます?」
と同じバスケ部の1年に訝しげな顔をされた。
オレは1年に部のことで相談されているところだった。
一瞬忘れてた・・・
「文化祭の招待試合のことなんですけど〜・・・」
文化祭で行われる招待試合は、毎年1年がその対戦校を探すことになっている。
その相談に来たみたいだ。 ちなみにオレたちも去年は同じことをした。
「いつもと同じところじゃアレかなって思ったんですけど〜・・・」
1年は頭を掻きながら苦笑している。
けれどオレはそれどころじゃなかった。
ベランダの真由と平井が気になって仕方ない。
どんな話をしているのか分からないが、2人はやけに距離を縮めてヒソヒソと話している。
「―――・・・あっ!?」
平井が真由の肩を抱いている!!
思わず椅子から立ち上がろうとしたら、
「え? ・・・あの、先輩?」
と目の前の1年が眉をひそめる。
「や・・・ なんでもない」
慌てて座りなおした。
平井が真由の肩を抱いていたのはほんの一瞬だったけど、それでもやっぱり気になる。
つか・・・・・
オイッ!真由ッ!! そんなとこで平井なんかと何話してんだよッ!?
しかも、なんでビミョーに笑顔なんだよッ!!
あ〜〜〜・・・ 気になる・・・
「・・・というわけで、そこでいいですか?」
「ああ・・・ いいよ」
1年の話にも殆ど上の空だった。
その日は部活が終わったあと、ソッコーで家に帰って真由に声を掛けた。
いつも部活から帰ってくると9時を過ぎるから、滅多にベランダ越しに真由と話すことはないんだけど。
用事があるときは最近持つようになったケータイで話すか、メールを打ったりしている。
けれど、どうしても機械越しじゃなくて、真由と生で話がしたかった。
オレが声を掛けたら、真由は、
「ちょ、ちょっと待って!? こっち来ないでっ!!」
と慌てている。
ベランダの仕切りは壊れたままだったから、オレたちはときどきそこから行き来していた。
元々こんな時間だし、そっちに行く気は全くなかったけど・・・
そうハッキリ、
「来ないでっ!」
と言われると・・・ 少しショックだ。
最近あんまり2人きりになれないのに、真由はなんだか平気そうだし、今は今で来るなとか言われるし・・・
学校のベランダで平井と2人でいたところを思い出して、また胸がざわついてきた。
まさか、真由・・・・・ オレに飽きた・・・ とか?
「もうっ! メグエロ過ぎるよっ!!」
って言われてるし、ヤりすぎて嫌がられてるとか・・・
夏休み中相当したしな・・・
そんなことを考えていたら、
「ところでどうかしたの? なんか用?」
と真由に聞かれた。
「お前、今日平井とベランダで何話してたんだよ?」
って聞くのも、直接過ぎるしな・・・
「やっだ〜! メグもしかして妬いてんの?」
とか思われたくないし・・・・・
っていうかオレはお前の彼氏なんだから、用がなくたって話ぐらいしたっていいだろっ!?
てか、お前最近おかしいだろっ?
あんまり会えてないのに平気そうだし、急に女っぽくなるし、平井なんかと2人で・・・・・ッ!!
みっともない感情に潰されそうになるのを、
「そ、そう言えば、もうすぐ修旅だな?」
とテキトーな話で流そうとしたら、意外にも、
「うわっ! あたしも今、同じこと考えてたんだよっ!!」
と真由が嬉しそうな声を上げた。
本当は修旅のことなんか全然考えてなかったけど、真由が喜んでくれたからそのまま話を進める。
「色々お土産屋さんとか行きたいところあるし・・・ そだっ!清水寺に地主神社ってあったの覚えてる? 中学のとき行ったでしょ?」
修学旅行は中学でも行った京都と奈良だ。
地主神社は覚えている。
女子がみんなでお守りを買っていた縁結びの神社だ。
真由は、
「男子なんかは興味ないのかな?」
って言うけど、そんなことない。
男は女と違って恋愛ごとに関しては体裁を気にするから、興味ないフリをするだけだ。
真由は地主神社の話から、ナントカカフェの話、それからなぜか公衆電話の話までしていた。
よく聞くと、それが全て、
「恋が叶うんだって!」
とか、
「両想いになれるんだよ!」
とか恋愛成就のことばっかりだ。
さらには、千何百台かに何台かというタクシーにも一緒に乗ろうと誘われた。
それに乗ると幸せになれると真由は言う。
・・・・・なんか、安心した。
「まさか、真由・・・ オレに飽きたのか?」
さっきまでそんなことを考えていた自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
真由はすでにオレと付き合っているのにもかかわらず、わざわざ行く京都でオレとのことを祈ってこようとしている。
こんなに想ってくれてんのに、なに馬鹿なこと考えてんだ、オレは・・・
思わず安堵の溜息を漏らしたら、
「なに?」
と真由に気付かれた!
「イヤッ! ・・・色々調べてんだな、と思って」
慌てて誤魔化すオレ。
「だって・・・ メグと旅行するの初めてだし・・・ 修旅だけどさ」
嬉しいセリフに、思わず心臓が縮こまったように痛む。
「・・・だな」
オレもなんか気の利いたセリフを言いたかったけど、そんな言葉しか返せなかった。
「一緒の班になれるといいなぁ。明日の班決め」
あ、また心臓が・・・
―――おい、真由・・・ オレを殺す気か?
つか・・・・・・
ヤバイ・・・ 今すぐ抱きたくなってきた。 さすがに無理だけど。
そうやって話し込んでいたら、真由が母親に何か注意されたみたいだ。
短く挨拶をして名残惜しいけど窓を閉める。
身体を重ねるようになってから、真由は前ほど意地を張らなくなった。
いや、ときどきムキになったりはするけど、そこがまた可愛かったりする。
・・・・・って、オレも相当真由に参ってるよな。

真由・・・・・
オレも一緒の班になりたいって思ってるよ。

――――――思ってたのに・・・

「じゃ、涼、千葉くんヨロシクね〜〜〜♪」
って・・・ なんでこのメンバーなんだよ?
成田が涼と組みたがってるから、絶対大丈夫だろうと思ってたのに・・・
「お〜! ヨロシクな!」
涼は女なら誰にでも愛想がいい。 だから、誰と組もうが気にしていないみたいだ(彼女の恭子はクラスが別だし)。
なんだかな・・・
同じ班になれるだろうと思ってたから、ちょっと・・・いや、正直かなり残念だ。
しかも、
「班長誰にする?」
「こいつがいいよ」
涼の勝手な指名で、面倒な班長にまでされた。 さらには、
「え〜〜〜・・・」
「なんだよ、平井? 文句あんなら、お前班長にするぞ?」
「や・・・ 別に文句はねーけどさ・・・」
って、いつもは絶対オレたちに絡んでこない平井が、今回に限りなぜかオレたちの中に割って入ってきたし・・・・・
つか、平井・・・ お前昨日、真由と何話してたんだよ?
「残念だったな?」
班決めが終わったあと、涼がオレに耳打ちしてきた。
「・・・別に」
「ま、最終日の夜は完全に自由行動だし、オレも恭子と回るつもりだから、お前もそんとき回ればいいよな!」
「・・・そーだな」
きっと真由も同じ班になれなくて落ち込んでいるに違いない。
ちょっと声かけとくか・・・
と思って真由を探したら、教室内に真由の姿がない。
どこに行ったんだろうと思って廊下に出たら、廊下の端の方に真由がいるのを見つけた。
しかも平井と一緒で、その平井が真由の肩をつかむようにして真由を背後の壁に追い詰めている!!
「オイッ!」
慌てて駆け寄った。
オレが平井を睨みつけたら、平井は舌打ちだけしてそそくさと教室に戻って行った。
昨日といい今日といい、なぜか真由は平井と一緒にいることが多い。
夕べは聞けなかったけど・・・ 聞くなら今だ。
「何やってたの? 平井と」
昨日はベランダで2人きり、今日はこんな廊下の端っこで・・・・・
「や・・・ 実は平井に修旅の班一緒になりたいって言われてて・・・」
え・・・・・?
「それで、一緒になれなかったって責められて・・・」
・・・・・はぁっ!?
「・・・・・なんで?」
なんで平井がお前と一緒の班になりたがるんだよっ!?
真由はどもりながら、
「な、なんでって・・・・・ それはよく分からない、けど・・・」
・・・・・分からないわけがないだろう。
好意を持っていない相手が、自分と一緒の班になりたいなんて言ってくるわけない。
いくら鈍感な真由だって、それぐらい分かって当然だ。
「・・・じゃ、なんで責められんの?」
「えっ!? そ、それは・・・・・」
真由はますますどもり、「・・・なんでもない」
と口をつぐんでしまった。
「〜〜〜なんでもないわけないだろっ!? なんだよっ?」
「だから、なんでもないって言ってるじゃんっ!」
オレが再度問い詰めたら、とうとう真由は顔を背けてしまった。
明らかに真由は何か隠している。
「・・・なんだよ。オレに言えないような話してたのか?」
ちゃんと話さないことにオレがあからさまな不満の声を上げても、真由はチラリとオレを見上げただけで、すぐにまた視線をそらしてしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜あーそーかよッ!!!
「・・・・・んじゃ、勝手にして」
さすがに我慢できなくなって、真由を置き去りにしたまま教室に帰ってきてしまった。

なんで・・・・・?
夕べはあんなに、オレと一緒に修旅行けるって楽しみにしてたよな?
だから、班が別になって落ち込んでるだろうと心配してたのに・・・
その班決めのことでお前、平井と何コソコソやってんだよっ!?

あ〜〜〜〜〜〜ッ! クソッ!!


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